どうもまろんです!先日、NASを設置する記事を記載しました。同時公開になると思いますが、無線LANはどれがいいの?という疑問に答えたく、この記事を作成しております。参考にしていただけたらなと思います。
無線LANはどれも同じではない!ここが違う無線LAN!
Amazonや楽天等で「無線LAN」や「Wi-Fi」と検索すると製品がたくさん出てきます。どれも同じような形・色。アンテナが生えてるものから内蔵されているものまで様々なものがあります。
今回はNAS(network attached storage:NAS)の使用する視点で無線LANを見ていこうじゃないか、という記事です。
情報(目的)の整理
まずは目的の整理からいきましょう。NASに何を求めているのか、何の目的でNASを置くのか、速さを求めるのか、色々あると思います。
初めにお断り:NASで求めるもの、それは「読み書きの速度」だと思います。読み書きの速度は以下で決まります。
①NASの性能(CPU,メモリ,搭載LAN規格など)
②HDDやSSDの性能(読み書きの速度は HDD<SSD<M.2 となります。)
③無線LANの性能(CPU,メモリ,搭載LAN規格など)
④無線LANとNASの接続ケーブルの性能(有線LANケーブルの規格や配線方法)
⑤無線LANの通信規格と送受信する端末の通信規格(2.5GHzなのか5GHzなのか。端末の処理速度も)
今回はこの③・④についての解説になります。(①〜③は最強スペックと思ってもらえたら幸いです)
上でも記載しましたが、今回は読み書きの速度に注目し解説していきます。NAS構築の際に絶対条件としてあげていた「データの安全性(データが破損しない)」は最優先事項ですのでお忘れなきよう。
色々なメーカーの無線LANを見てみよう
さて無線LANもいろいろなメーカーが出しており、有名で安価なところはBUFFALO・TP-Link・I-O-DATE・ELECOMといったところでしょうか?
もっぱらWI-FI6が良いぞって話で持ちきりですが、受信する端末がWI-FI6に対応していない場合がほとんどで宝の持ち腐れになる可能性もありますのでご留意を。今後の開発に期待ですかね。
それぞれメーカーのスペック表見てもらいたいですが以下に示します。
モデル名 | 参考価格 | WiFi規格 | 最大通信速度 | CPU性能 | サイズ |
---|---|---|---|---|---|
ASUS GT-BE98 | 129,373円 | Wi-Fi 7 | 11529Mbps (6GHz) 5764Mbps (5GHz-1) 5764Mbps (5GHz-2) 1376Mbps (2.4GHz) | 2.6GHzクアッドコアCPU | 35.041×35.041×22.06cm |
ASUS ROG Rapture GT-AX6000 | 69,800円 | Wi-Fi 6 | 4804Mbps (5GHz) 1148Mbps (2.4GHz) | 2.0GHzクアッドコアCPU | 33.77×19.6×22.09cm |
MSI RadiX GRAX66 | 32,800円 | Wi-Fi 6 | 4804Mbps (5GHz) 1148Mbps (2.4GHz) | 1.6GHzクアッドコアCPU | 21.0×18.9×5.9cm |
ASUS RT-AX86U | 38,990円 | Wi-Fi 6 | 4804Mbps (5GHz) 861Mbps (2.4GHz) | 2.0GHzクアッドコア | 39.29 x 26.7 x 11.4 cm |
TP-Link Archer GXE75 | 21,772円 | Wi-Fi 6 | 2402Mbps (5GHz) 574Mbps (2.4GHz) | デュアルコアCPU | 26.0×13.5×4.2cm |
ASUS TUF-AX6000 | 25,232円 | Wi-Fi 6 | 4804Mbps (5GHz) 1148Mbps (2.4GHz) | 2.0GHzクアッドコアCPU | 30.1×17.4×21.6cm |
ASUS WiFi TUF-AX4200 | 13,555円 | Wi-Fi 6 | 3603Mbps (5GHz) 574Mbps (2.4GHz9 | クアッドコア 2.0GHz | 26.5×18.9x 17.7cm |
余談
ちなみにうちで使ってるのはASUS WiFi TUF-AX4200です。↓こいつです。(iPodと大きさの比較)

ASUS WiFi TUF-AX4200という機種で、表の中だと一番下のものになりますが、ASUS WiFi TUF-AX4200(1階)からPC(有線LANで「ASUS RT-AX3000」に接続、Meshi構築して安定した通信環境を実現)接続していますが、一度も接続エラーは起きずにスムーズに通信が行えています。
今まではディスクトップPCに無線LANを挿して使っていたのですが、ディスクトップPCに無線LANという接続は最悪で通信は安定しないし(ゲームはよく接続エラーを出して)快適なゲームプレイはできませんでした。
Mesh Wi -Fiを構築したことでかなり快適な通信環境を手に入れました。ちなみにゲームはPUBGやDead by Daylight、APEXなど高負荷且つ安定した通信が必要なゲームですが、昔だとPingが安定してませんでしたが現在はかなり安定して接続エラーなんて最近見た覚えがないです…。あーストレスフリーって最高!
話はそれましたが…無線LANのまとめ
NASの使用用途でかなり選択肢が変わってくるのかなーって印象です。通信速度を命に考えるのであれば、最新の無線LANにすると爆速バックアップが可能になるでしょうし、CPUを重視した無線LANを使用するのであれば、NASから動画などをアクセスする頻度が高い場合に有効な手段になります。(もちろん通信速度が大事。)
NASから無線LANへは有線接続として、他のデバイス(例えばiPhoneやPC、Androidスマホなど=α)からNASに接続する場合は「NAS-有線LAN(規格10Gbps or 5Gbps)-無線LAN(Wi-Fi)-α(送受信する端末の性能)」の全てを考慮する必要があるのでどこで速度落ちしているのか、考えてストレスフリーなNASライフを送りましょう!
続きましてNASと無線LAN(または他のデバイス)をつなぐ際に必要になる有線LANケーブル!見ていきましょう!
最後は有線LANケーブル
有線LANケーブルに種類があるのはご存知でしょうか?メーカーによる種類ではなくケーブルには規格があります。
有線LANケーブルの規格はCAT!
CATには
1.CAT4
2.CAT5
3.CAT5e
4.CAT6
5.CAT6a
6.CAT7
7.CAT8
以上がCATの規格となります。数字が多くなるにつれて、通信速度(データの転送・受信速度)が速くなります。ただ、CAT7やCAT8はCAT6aとあまり変わりません。一般家庭レベルはCAT6かCAT6aでいいと思われます。ノイズやアース等が必要な場合はCAT7やCAT8を検討しますが、想定使用者は業者で一般家庭で使われるような代物では無いですね。
そのため、転送・受信速度を考えると有線LANケーブルはCAT6aが最適解となります。
こちらの商品とかですかね。↓
LANケーブル CAT6A(2025/02/28 現在一番安くて安心メーカー品 1mモノ)
このCAT6aの有線LANケーブルをNASと無線LANに接続することで最大速度を実現できます。ただ、HDDの書き込み速度・読み込み速度やNASのCPU処理速度、受信する端末の処理速度等に依存しますのでご留意を。
ケーブルについては安くてCAT規格をしっかり見ておけばいいかなーって思います。あとは接続するのに必要な長さですね。あまり長すぎて、ケーブルを束ねたりするとノイズが発生して通信速度に影響を及ぼす可能性があるのでケーブルの長さは適切な長さが一番です。
LANケーブルは自作することも可能なようで色々なサイトでDIYする方法が解説されていますのでGoogle検索で検索してみるのも手です。
まとめ
いかがだったでしょうか?今回はNASにSSDや有線LANを無線LANにくっつけて速度を最強にしてみたシリーズでした。SSDの処理速度とNASの処理速度、通過点になる有線LANと無線LAN(Wi-Fi規格による通信速度)の最大値を追求することで爆速でNASやスマホと通信することを可能にしよう!ってコーナーでした。
皆様の家庭内iCloudがより最強になれれば幸いです。
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