どうもこんにちは!まろんです!
今回は上記タイトルの通り「iCloud Driveのストレージがいっぱいです。容量を増やしますか。」とか「iCloudとの同期に失敗しました。」的な通知が多いのでなんとかしようと思い立ったわけです。
現状を知ろう!iCloudで消せそうなやつは?
さて、そもそも通知できてるほど貯めているつもりがなかったので現状把握といきましょう。見方は以下の通り。
「設定」→「Apple ID」→「iCloud」
と上記の通り進むとこのような画像(↓)が出てきます。

私のiCloudの使用ストレージになります。圧倒的に写真が半分以上を占めていますね。ついで、Apple製品たちのバックアップデータ(設定など)。
iCloudってApple製品を本当にうまく繋げてくれてて、同期さえ取ってしまえば、基本どの端末からでもデータにアクセスでき、画像の表示や音楽・動画の再生などできてしまう点ですね。
今回はストレージを一番食ってるこの写真を別のストレージに保存してやろうと目論んでいます。
代わりになるストレージについて色々考えた結果、NAS(ナス)に辿り着きました。
NASとは何か?

NASとはNetwork Attached Storage(略称:NAS,以下 NAS or ナス)のこと。
ネットワークにストレージを設置して保存できる場所を提供してくれるシステムを今回は作ろうと思います。
iCloudは外部(Appleが)提供しているストレージですが、それを個人で作ろうという発想ですね。
難しそうに聞こえると思いますが、作成キットのようなものがありますので誰でもできて簡単です。
まずは導入できるかの確認をしましょう!
手始めにお家の環境から確認から!
自宅で自己契約しているWi-Fiはありますか?仮に契約していなくてもWi-Fiを飛ばせる無線LANがあればOKです。
*有線LANで構築することもできますが、iPhoneやiPadは有線接続できませんので無線LANの準備をお願いします。
iPhoneやiPad、スマホにUSBメモリやSDカードをつけて写真・動画のバックアップを取ってもいいですが、無線LANでストレージを繋げてWi-Fi下でやりとるするほうが楽じゃないですか?皆さんはどうでしょうか?
余談:LANって何?

Local Area Network(LAN:ローカルエリアネットワーク) のことで通信網なんて言ったりします。要するに機器同士を線で繋げたり(有線)、無線で繋げたりして(無線)することです。
超余計ですが、Wi-Fiと無線LANの違いはWi-Fiは通信規格で無線LANは装置そのものといったところですかね。
機器同士を無線で繋ぐ際にどのように通信するのか、というルールを設けなければお互いに連絡が取れません。WI-FIはSSIDや周波数・チャンネルといった区別を用いて混合しないようになります。
導入できるか確認できたら準備するものに移りましょう!
準備するもの
1.無線LAN(当家は不要)
2.NAS用HDD or NAS用SSD 台数は個人利用分,今回はHDD4つとm.2SSD 2つ (耐久性・安全性を捨ててもいいならNAS用じゃなくてもいい自己責任)
3.HDDやSSDを入れるNAS本体(今回はQNAP製のTS464というモデル)
4.スイッチングハブ(必要なら,今回は不要)
5.有線LAN(理想はCat6aケーブル,必要分)
無線LANは先ほど解説したのですが、製品は基本なんでも良いです。転送速度(データを送る速度)を気にするのであれば高性能無線LANが必要です。高価なものであるのは間違い無いかなと思います。ゲーミング無線LANなんてものもあるので検討してください。
使用目的の確認
まずはNASの使用目的をはっきりさせましょう!NASのスペックを選ぶ上でも失敗はしたくないですから。
我が家のNAS使用目的はタイトル通りで端的に言えば「脱iCloudサブスク!」です。昨年、娘が生まれ元々、夫婦ともに一眼レフカメラやスマホ・GoProでの動画・写真撮影を主に行っておりました。
解像度が高い写真や高画質の動画は用量がたくさん使われております。良い物だと写真1枚あたり30MBする場合もあります…
うちは現在、1歳の娘の写真・動画ファイル容量が二人併せて200GBくらいでした。20歳まで想い出の写真を貯めると考えると4000GB程度。二人目も生まれそうですので2バイト考えて8000GBですかね。単純計算で8TBあれば足りそうです。
ただ、今後の幼稚園・保育園の遊戯会や運動会、小中高の運動会や文化祭などのイベントごとの写真・動画となると結構な容量が必要になるかなーと思ったり…
とりあえずは明確なNAS運用目的は「想い出・アルバム」で保存容量としては8TB以上を確保したいなと言うところ。
HDDの耐久性とデータ保護

実物になるアルバムとは違いデータは基本的に劣化はしません。
しかし、HDDは円盤を回転させており、振動や熱に弱いです。各メーカでHDDの耐久性能を出しています。HDDも所詮は物なのでいつかは壊れます。それを未然に防ぐ仕組みを作っておいた方が安心です。
HDDは複数台つなぎ合わせて使うRaidと言う物があります。RaidはPC(パソコン)上でHDD同士をつなぎ合わせて一つの記憶領域(ストレージ)として認識させます。
例えば4TBのHDDが4つあったとします。PCにそのままつなぐと4TBの記憶領域が4つ表示されます。これをRaid0で組むと16TBの記憶領域が1つ表示されます。
このRaidというのは組み方でぱっと調べた限り0~6まであるのかな?と思います。
https://www.elecom.co.jp/pickup/column/storage_column/image/0603.png
例えばRaid1(ミラーリング)はHDDが一つ壊れても良いようにミラーリングをしてくれます。ただしHDDが二つあるのに合わさった容量ではなく例えば8TBのHDD二つをRaid1とするとPC上で8TBの記憶領域として認識されます。
Raid1はHDDが壊れても良いように保険をかけておくためのシステムといえます。ちなみにこの保険のことを冗長性なんていたりするそうです。
先ほどもNAS導入目的で確認したとおり、「想い出・アルバム」用途のNASなのでデータが破損するのは避けたいです。もちろん同じ構成のNASを2台用意すれば一つを「想い出・アルバム」用途、もう一つを「ミラーリング(バックアップ)」として使用することが出来ますが、費用は凄いことになりそうです。
いろいろ調べた結果、Raid5で8TBHDDを4つ搭載して24TB記憶領域としてのこりの8TBをパリティ…保護領域として運用しようと思いました。
まとめ
今回は本文も長くなってきましたのでまとめとさせていただきます。
iCloudが容量いっぱいになったので代わりとしてNASを導入することを検討しました。
NAS導入に向けてiCloudの容量を8割ほど占めていた写真・動画を別の保管場所に移動させることでiCloudの容量を開放し脱サブスクを実現しようと思います。
脱サブスクのためにはNASの保存容量が目的に合った容量ではないと初期投資以上のお金がかかる事が予想されるため、予めNASの用途を具体的にしました。
私の場合は我が子のアルバムに簡単に保存できる…ある意味では我が子の一生のアルバムと言っても過言ではないでしょう。現在1歳7ヶ月児の写真は200GB程度のため20歳まで計算してざっと4TBです。二人目がうまれそうなので倍の8TBはほしいところ。
ただ未だに運動会や学校行事・保育園や幼稚園の行事の撮影はしていませんので最低14TB(勝手な推測)以上はほしいのかなーと思ったりします。
動画の撮影時間でファイルの容量は大きくふえますからね。ここ最近のカメラの画質はかなりよくてその分、容量も食ってしまうでしょう…。余裕を持って8TB×4で運用開始としました。
次回は組み立て編でお会いしましょう!最後まで愛読していただきありがとうございました!
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