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NASの最強HDDはこれだ!

NAS運用のHDDの最適解はこれだ!

こんにちは!marronです!
今回は前回に引き続き、NASで使用するHDDについて考察していこうと思います。
色々なHDDがある中でNASに向いているHDDは一体なんなのか性能面や実際の用途を考えていきたいと思います。

目次

HDDとは?

まず原点にかえりHDDとはなんでしょうか?

Hard Disk Drive(ハードディスクドライブ:以下HDD)の略語であり中身はディスクが入っています。DVDのようなディスクですね。

[画像] 【データ復旧のプロに聞く ストレージ運用のコツ】HDDの構造と消耗、高密度プラッタが復旧難易度を上げてしまう理由 (3/14) – PC Watch(新しいタブで開く)

上のイメージ(実物)通りです。見て分かると思いますが、磁気ヘッドでHDDに書き込まれたものを読み取ったり書き込んだりします。
基本的に磁気ヘッドはディスクに対して浮いていますが、振動があると触れてしまい、ディスクを傷つけてしまう恐れがあります。

磁気で書き込みや読み取りを行うので熱に弱いです。

これらをまとめますと、振動に弱く熱にも弱いと言うこと。NASは24時間365日運用するのが普通なのでそれに耐えられないといけません。それではNASに向いているHDDとはなんでしょうか?

NASに向いているHDDはどれだ!

インターネットの海を覗いてみるとWestanDegital Red Proや SEGATE IronWolf Proがいいとか言われますが結局どっちがいいのでしょうか?

究極を言ってしまえば、使用用途によって変わります。以下を見てみましょう。

タフで信頼できるHDD「IronWolf」、HDD買い替えなら高耐久/高速モデル – AKIBA PC Hotline![Sponsored](新しいタブで開く)

上の画像はSeagate製のIronWolfシリーズの性能と容量などでまとめてくれている画像です。

そしてこちらの画像がWestanDegital製のRedシリーズの性能と容量などをまとめた画像です。

[画像] 安定性と耐久性ならNAS用HDD、人気の「WD Red」の特性を調べてみた(14/16) – AKIBA PC Hotline!(新しいタブで開く)

少し見比べにくい画像で申し訳ないですが、今回は「6TB」を見比べてみましょう!

回転数

まずは、回転数です!ディスクを1分間にどれだけ回しているのか?を表しています。
ディスクの回転が速いと何がいいのでしょうか?ディスクの回転速度が早ければ書き込み・読み込み速度が上がる。単純な理屈ですが、皆さんのご想像通りじゃないかなーと思います。デメリットは回転数が早い=電気の消費が多いと言ったところ。

とは言っても回転数の差はおよそ1800prm。ここをどう捉えるか。

キャッシュ

データを読み書きする際に一時的に保存される場所。例えば同じ画像・動画を複数回読み込む際、キャッシュのおかげで読み込みが速くなったり、動画の再生もキャッシュがあるとカクツキがなくなったりすることもあります。(動画のカクツキが出る原因はキャッシュ以外の要因もあるので一概には言えない)

WD REDは64MBで、Iron Wolfは256MB4倍の差があります。

MTBF(平均故障間隔)

簡単に言うと動いているものがどのくらい経ったら1回壊れるかを示す値です。
計算式で表すと「MTBF=稼働時間/故障数」 となります。

IronWolfは100万時間でWD Redは公式サイトより100万時間と同じですね。MTBFをみるともはやHDDの故障は運に左右されるのかなーと思ってしまいますね。
ちなみに114年に1回壊れる計算となっていて人の一生分は壊れないのかなーと思います。あくまで平均ですが。

ヘリウム充填

HDD内にヘリウムを充填することで酸化防止や振動に対しての緩衝材になり、HDDの耐久性が上がる、とされますが先ほどの計算で見た通り「平均、114年に1回壊れる」のでそこまで気にしなくてもいいのかもしれません。

価格

販売店により価格に差がありますが、amazonで検索をかけるとIronWolfの方が安いのかなー(2023/8/23現在)。

その時によると思うので検討してみてください。

結局どのHDDがいいのか?

結論から申しましょう。どのHDDでも良い。使用用途で変わりますが、私の使用用途は以前、NAS導入の検討をした際に記した通り「思い出・アルバム」です。

思い出・アルバムとしての用途は主に「写真・動画を保存」、時期が経てば又は「ふとした瞬間に見返す」ことだと思います。一番不安なのは動画を見返す際にカクツクことや処理落ちすること。つまりキャッシュは妥協したくない。

処理落ちはNASの性能や通信環境によるため今回は深く触れませんが、HDDの面でカクツクことがないようにしておきたい。また、NAS導入検討の際に、HDDをRaid5で運用するとしました。故障を考慮したバックアップが必要になるわけでして…なるべく故障確率が低いものが言い訳ですね。

そして何より、価格も考慮したいですね。いくら性能が良くても価格が雲泥の差あると予算オーバーになりかねません。

まとめ、私が選んだのはこれだ!

2023/08/23現在、Amazonの取り扱いで一番安く私の上記条件に当てはまったのはIronWolfでした。Proとも悩みましたが通常モデルとしました。

結局は使用目的と予算を明確にして適切なHDDを選ぶ必要があります。皆さんの用途・予算は明確になっていますか?スペックの比較し価格と天秤にかけて考える必要がありますのでご参考になればと思います。

余談ですが、私はNASの運用でHDDを購入しましたが、バックアップで使用しようと考えているHDDはIronWolfではなくBARRACUDAというHDDにしようかなと思っています。

理由は月一程度、バックアップのために起動するNASを用意してHDDに記録するだけなのでやすいHDDでいいと考えているわけです。ただ、あまりにも安いと故障するリスクが高まると考えるので大手メーカーのHDDで同じメーカーで良いかなと。サポートも受けやすいですし。

以上参考になれば嬉しいです。次回はNAS組み立て編になると思いますのでそちらも是非ご覧ください。

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この記事を書いた人

どうもこんにちは!marronです!看護大を卒後、地域病院で6年勤め2023年は二人目の娘に恵まれ現在育休中。育休を機にブログ再開。趣味のカメラやPC関連の研究ができたらいいなーと思っております。

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